歯周病

歯周病

歯周病は、細菌感染によって引き起こされる炎症性の疾患で、歯と歯ぐきの境目が清潔でないと細菌が集まり、歯ぐきが赤くなったり腫れたりします。ほとんどの場合、痛みはありませんが、進行すると歯ぐきや歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯を抜かなければならなくなることもあります。 日本では、30歳以上の人の約80%が歯周病に罹患していると言われています。歯周病は高血圧や花粉症と同様に一生涯付き合っていく病気ですが、程度によって治療法が異なります。 当院では、独自の治療プログラムを提供しています。初回診療時には、10~20分程度お話をし、患者さまの生活スタイルに合った無理のない治療法を共に考えます。また、患者さまが通院しやすいように、心地よい空間や設備を整え、雰囲気作りにも力を入れています。

こんな場合は歯周病かも…

このような症状があれば歯周病治療が必要な危険性があります。

歯周病の原因は?

歯周病は、細菌感染によって引き起こされる炎症性の疾患で、歯と歯ぐきの境目が清潔でないと細菌が集まり、歯ぐきが赤くなったり腫れたりします。 ほとんどの場合、痛みはありませんが、進行すると歯ぐきや歯を支える骨が溶けてしまい、最終的には歯を抜かなければならなくなることもあります。 日本では、30歳以上の人の約80%が歯周病に罹患していると言われています。 歯周病は高血圧や花粉症と同様に一生涯付き合っていく病気ですが、程度によって治療法が異なります。 当院では、独自の治療プログラムを提供しています。 初回診療時には、10~20分程度お話をし、患者さまの生活スタイルに合った無理のない治療法を共に考えます。 また、患者さまが通院しやすいように、心地よい空間や設備を整え、雰囲気作りにも力を入れています。

歯周病になりやすい人

当院の歯周病治療の特徴

無理なく続けられる歯周病治療

カウンセリング

歯周病治療は歯科医院での治療だけでなく、患者さま自身のセルフケアが非常に重要です。しかし、負担が大きすぎるセルフケアの方法では継続が難しい場合もあります。 当院では、初診時に10~20分ほどの時間をかけて、患者さまの現在の口の状態や歯周病について詳しくご説明します。そして、患者さまの生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる自宅でのセルフケア方法を共に考えていきます。 丁寧な説明と患者さまのお話をしっかり聞きながら、治療を諦めずに継続していただけるようサポートいたします。

学会などで効果が実証された「歯周基本治療」

当院では、「歯周基本治療」に重点を置いています。これは、歯周病の治療において基本的な検査とクリーニングを徹底する治療法です。 一般的に日本の歯周病治療では、簡略化された検査で治療が行われることが多いですが、当院では精密な検査を行うことで、より効果的な治療計画を立てることができます。これにより、お口の状態に合った治療が可能となります。 クリーニングでは、歯に付着した歯石を丁寧に除去します。また、治療終了後に再度詳細な検査を行い、治療前の状態と比較して歯周病の改善を確認します。 検査とクリーニングは歯周病治療の基本であり、学会などでその効果が実証されています。これらの手法を丁寧に行うことで、歯周病の改善に努めています。

経験30年以上の歯科衛生士が担当

歯周病の主な原因は、歯や歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)に付着した歯石やプラーク(歯垢)です。歯周病の治療においては、これらの歯石やプラークを除去することが非常に重要です。 当院では、歯石やプラークの除去処置は専任の歯科衛生士が担当します。さらに、患者さまお一人おひとりに専属の歯科衛生士を付けることで、治療の過程で複数回にわたる歯石やプラークの除去を行います。同じ歯科衛生士が毎回施術を担当し、ご家庭での歯磨きやお口のケア方法も丁寧に指導します。これにより、患者さまのお口の状態の変化にも敏感に対応し、より適切なケアが可能です。 また、当院の歯科衛生士は経験豊富であり、そのうち30年以上の経験を持つスタッフもいます。患者さまのお口の状態に合わせて、適切なケアを提供します。 ※2024年現在

治療法

歯肉炎

【歯周病の状態】 歯周病の状態は、歯ぐきに炎症が起こっている状態です。
歯磨きの際や硬い食べ物を摂取した際に、歯ぐきから血が出ることがあります。
また、歯周ポケットの深さは3mm以内です。 【治療法】 歯科衛生士による歯のクリーニングと歯磨き指導をします。

歯周炎

歯ぐきの炎症が広がり、歯を支えている骨まで溶かしている状態です。

軽度歯周炎

【歯周病の状態】 歯を支えている骨が溶け始めています。 歯磨きのときに血が出たり、歯がうずいたり、歯ぐきが腫れたりします。 歯周ポケットの深さは3~4mmです。 【治療法】 スケーラーという器具を使って、歯の表面や根っこの周りに付いている歯垢や歯石を取り除きます。

中等度歯周炎

【歯周病の状態】 歯を支えている骨が1/3~2/3溶けてしまっています。 冷たい水がしみたり、歯磨きのときに血が出たりします。 歯ぐきが腫れたり治ったりを繰り返します。 歯がぐらついたり、歯ぐきから膿が出て口臭が気になったりすることもあります。 歯周ポケットの深さは5~7mmです。 【治療法】 歯垢や歯石の除去を行いますが、歯周ポケットの奥に付いた歯石の除去には痛みを伴うことがあるので、麻酔を使います。 また、歯周ポケットを切開して歯石を取り除くという外科治療もあります。

重度歯周炎

【歯周病の状態】 歯を支えている骨が2/3以上溶けてしまっています。 歯がグラグラして硬いものが噛みにくくなります。 歯磨きのときに毎回血が出ます。歯ぐきを指で押すと膿が出て、口臭が気になることもあります。 また、歯が長くなったり、歯と歯の間のすき間が広がったり、物が詰まりやすくなったりします。 放置していると、自然に歯が抜けてしまうこともあります。歯周ポケットの深さは7mm以上です。 【治療法】 歯垢や歯石の除去、外科治療を行います。状態が悪いときは歯を抜くこともあります。

歯周病治療の流れ

1検査

まず、歯の表面の歯垢の付着状態を確認します。 次に、プラーグという器具を用いて、歯周ポケットの深さ、出血の有無、歯のぐらつきを測定し、歯肉炎・歯周炎の状態を確認します。

2応急処置

痛みや腫れが出ている場合は応急処置をします。 化膿している場合は、膿を出す外科治療を行うこともあります。

3歯磨き指導

歯周病菌の住処である歯垢をしっかり取り除けるよう、歯科衛生士が歯磨きの仕方を指導します。 患者さまの歯磨きのクセを見抜いて、磨き残しをしやすいところも指摘します。

4歯の表面の歯石排除

歯ぐきよりも上にある歯垢と歯石を取り除きます。

5歯周ポケットと出血の検査

歯と歯ぐきの間の出血の有無を確認します。出血や炎症が治まれば次のステップに進みます。

6歯周ポケット内の歯石の除去

処置

歯と歯ぐきの間にあり歯垢や歯石を取り除きます。

7歯周外科

状態に合わせて必要があれば外科的治療を行います。

8再検査

治療が終わってから一定期間が経てば、歯科医師や歯科衛生士による検査をします。

チェックポイント

9定期メンテナンス

定期的に当院にお越しいただき、歯科衛生士が歯垢と歯石を取り除く、歯のクリーニングをします。 歯周病の進行を防ぐために、定期的なメンテナンスをおすすめしています。

  

虫歯治療

虫歯の主な原因は細菌です。 細菌が集まると、歯垢として知られる食べかすのようなものが形成されます。歯垢から発生する酸によって歯が溶かされ、穴が空いて虫歯になります。 口の中を清潔に保つことが虫歯予防の基本ですが、たとえ一生懸命歯磨きをしていても、虫歯になることがあります。

こんな場合は虫歯かも…

このような症状があれば虫歯の危険性があります。

虫歯の原因は?

虫歯になる原因は、歯の表面に付着しているプラーク(歯垢)のなかに居る虫歯の細菌です。虫歯の細菌が出す酸によって、歯の表面のエナメル質を溶かして行きます。
歯磨きをしっかりと行い、お口の中のプラークを除去することができれば、虫歯になることはありません。磨き残しが多い、歯ブラシが当たりにくい場所がいつも同じなど、プラーク(歯垢)が同じところに停滞していると、そこから虫歯が発生します。

虫歯になりやすい人

虫歯の状態と治療法

C0

虫歯のはじまりです。 歯の表面のエナメル質がわずかに溶けている状態で、穴はまだ空いていません。 痛みはなく、自覚症状もほとんどないです。 <治療法> 歯磨きとフッ素のコーティングで虫歯の進行を防ぎます。

C2

虫歯が歯の象牙質に達してしまっています。 神経に達していないので、強い痛みはないですが、甘い物や冷たい物がしみ始めます。 <治療法> 虫歯の部分を削った後に、型取りをして、詰め物や被せ物をします。 治療は2~3回に分けて行うことが多いです。

C3

虫歯が進行して、歯の神経に達してしまっています。 歯の中で炎症が起こるため、とても痛いです。歯ぐきやほっぺが腫れたり、膿が出たりすることもあります。 <治療法> 歯を大きく削って神経を取り除き、神経が入っていた根管をきれいにしてお薬を詰めます。その後、型取りした被せ物をします。 治療は7~8回に分けて行うことが多いです。

C4

虫歯の末期。神経が溶けてしまい、歯の根っこだけが残っている状態です。 我慢できないくらい痛いです。 <治療法> ほとんどの場合、歯を抜くことになります。
歯を抜いた後は、インプラントや入れ歯で歯の機能を取り戻すことが多いです。

  

当院の虫歯治療の特徴

痛みの少ない虫歯治療

「痛みが苦手で歯科の受診をためらっている患者さまをひとりでも多く救いたい」という思いから、当院では痛みの少ない治療を実践しています。 治療中の痛みを軽減するために、まず麻酔注射自体の痛みを少なくするために、細い針を使用しています。針が細いほど刺さる際の痛みを感じにくくなります。 また、麻酔液の注入速度も重要です。少量ずつ時間をかけてゆっくりと注入することで、体への刺激を減らし、痛みを軽減できます。この注入速度を調節する技術は、歯科医師の経験と技量に依存します。当院の院長は豊富な経験を活かし、痛みを感じにくい速度で麻酔液を注入しています。 さらに、麻酔液の温度管理にも配慮しています。麻酔液を体温と同じくらいまで温めることで、刺激や痛みを感じにくくし、患者さまの負担を軽減しています。

健康な歯をなるべく削らない工夫

歯を削ることで歯がもろくなり、虫歯の再発リスクが高まります。患者さまの歯を長持ちさせるためには、できるだけ削らない治療が重要です。 そこで当院では、「MI治療(ミニマルインターベンション)」を導入しています。これは、健康な歯の組織をなるべく削らず、虫歯の部分だけを削る治療法です。 治療時には、歯を拡大して見るために拡大鏡を使用します。これにより、誤って削り過ぎることを防ぎます。また、虫歯に侵された部分を識別するために「う蝕検知液」を使用し、健康な組織をできる限り残すようにします。 さらに、極細バーを用いて少しずつ丁寧に処置を進め、削り過ぎを防ぎます。目で見にくい箇所は歯科用ミラーを用いて確認し、慎重に治療を行います。 患者さまの歯を長持ちさせるために、なるべく削らない治療を心がけています。

歯を長持ちさせられる治療

歯は削れば削るほどもろくなり、虫歯の再発や欠けが起こりやすくなります。 従来の虫歯治療では、削る量が多く歯がもろくなることが課題でした。

ドックスベストセメント

虫歯治療の流れ

1虫歯の検査

検査器具やレントゲンで、虫歯の進行度合いを調べます。

2治療計画の説明

カウンセリング

虫歯がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

3虫歯の部分を取り除く

虫歯の病巣を取り除きます。歯の神経まで虫歯が達している場合は、神経の治療も行います。

4詰め物や被せ物を装着

虫歯の進行度合いや大きさに応じて、詰め物や被せ物を装着します。

5再発予防

虫歯を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。