矯正治療中に引っ越しが決まったら?転院の流れを徹底解説

目次

 

浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科「浦和サンデー歯科・矯正歯科」です。
矯正治療は長期間にわたるため、進学・就職・転勤・結婚などのライフイベントに伴い引っ越しが必要になることもあります。
しかし、「矯正治療中に引っ越したら治療はどうなるの?」「転院できる?」「費用は返ってくる?」といった疑問や不安を抱える方も多いでしょう。
今回は、矯正治療中に引っ越す際の転院の流れや費用、転院しない選択肢について詳しく解説します。

矯正治療中に引っ越ししても大丈夫?まず確認すべきこと

矯正治療中に転院できるケースとできないケース

矯正治療は基本的に転院が可能ですが、治療方法や装置によってはスムーズに引き継げない場合もあります。
例えば、ワイヤー矯正の中でも医院独自の装置を使用している場合や、裏側矯正や矯正用インプラントを利用している場合、転院先で同じ治療法を継続できないことがあります。
そのため、まずは自分が受けている治療方法が他の医院で対応可能か確認しましょう。

引っ越し後も通い続けられるか?距離と頻度をチェック

矯正治療の通院頻度は一般的に1〜3ヶ月に1回程度ですが、治療の段階によっては頻繁な調整が必要になることもあります。
もし引っ越し先が通院可能な範囲であれば、転院せずに現在の歯科医院に通い続けるという選択肢もあります。
特に、マウスピース矯正(インビザラインなど)を利用している場合はオンライン診療を活用できることもあるため、移動時間や交通費を考慮しながら、通院を続けるか転院するかを判断しましょう。

すぐに主治医に相談!紹介状や治療記録を用意する

転院を決めたら、まずは主治医に相談し、転院先での治療がスムーズに進むように必要な書類を用意してもらいましょう。
具体的には、以下のような書類が必要になります。

  • レントゲン写真
  • 口腔内写真・歯型模型
  • 現在の治療計画と進行状況
  • 紹介状(治療の概要と使用している装置についての説明)

これらの書類が揃っていれば、転院先での診療がスムーズに進みます。
ただし、書類の準備には時間がかかることがあるため、引っ越しが決まったら早めに依頼することが大切です。
また、転院先の歯科医院が見つからない場合は、主治医に相談すると紹介してもらえる可能性があります。

 

矯正の転院先を選ぶポイントと注意点

現在の矯正装置に対応しているか確認する

矯正治療の方法はさまざまで、医院によって取り扱っている装置が異なります。
たとえば、ワイヤー矯正でもクリニックごとに使用するブラケットが違うことがあり、転院先で同じ装置を使用できない可能性もあります。
特に、裏側矯正やインビザラインなどのマウスピース矯正は、転院先で同じメーカーの装置を使用しているか確認することが重要です。

転院先の治療方針が異なる場合のリスク

矯正治療は歯科医ごとに治療方針が異なるため、転院すると治療計画が変わる可能性があります。
例えば、現在の医院では非抜歯矯正を推奨していても、転院先では抜歯が必要と判断されるケースもあります。
転院前に新しい歯科医としっかり相談し、治療方針に納得した上で転院を決めましょう。

転院を受け入れている矯正歯科医院の探し方

転院先を探す際は、矯正専門の歯科医院を優先して選ぶと安心です。
日本矯正歯科学会の会員である医院や、全国にネットワークを持つ矯正歯科グループを活用するとスムーズに転院できます。
また、現在の主治医に相談すれば、連携している医院を紹介してもらえることもあるため、まずは相談してみるとよいでしょう。

 

矯正治療の転院の流れ|スムーズに治療を再開する方法

転院先を決める前にすべき準備とは?

転院する場合、まずは転院先の歯科医院を決める必要があります。
転院先を探す際のポイントとして、以下の点を確認しましょう。

  • 現在の治療法と同じ治療を継続できるか
  • 転院後の治療費用がどの程度かかるか
  • 医院の評判や口コミ、実績は十分か

また、転院先が決まっていない状態で引っ越しをすると、治療の空白期間ができてしまう可能性があります。
そのため、引っ越しが決まったらできるだけ早く転院先を探し、必要な手続きを進めることが大切です。

主治医から治療記録・紹介状をもらう手順

転院の際には、主治医から紹介状や治療記録をもらうことが重要です。
紹介状には、現在の治療の進行状況や今後の治療計画が記載されており、これを新しい歯科医院に提出することでスムーズに治療を再開できます。
ただし、紹介状の発行には時間がかかる場合があるため、できるだけ早めに依頼するようにしましょう。

転院先での初回カウンセリングで確認すべきこと

転院先では、まずカウンセリングを受け、現在の治療を引き継ぐことができるか確認します。
その際、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 現在の治療をそのまま続けられるか
  • 新たに必要な検査や治療があるか
  • 転院に伴う追加費用が発生するか

また、転院先の歯科医の治療方針が異なる場合は、納得のいく説明を受けてから治療を継続することが大切です。

 

矯正治療の転院でかかる費用と返金の仕組み

転院先で発生する追加費用(再検査・装置変更など)

転院先の歯科医院では、新たに検査を行う必要があるため、初診料やレントゲン撮影費用が発生することがあります。
また、使用する矯正装置が異なる場合、装置を作り直す費用がかかることもあります。
特に、マウスピース矯正の場合、転院先で再度治療計画を立て直すため、新しいマウスピースを作成する費用がかかる可能性があります。

これにより、追加の治療費が発生し、結果的に総額が高くなることもあるため注意が必要です。

費用負担を抑えるための交渉ポイント

転院を検討する際は、費用負担を最小限に抑えるための工夫も大切です。
例えば、転院前の医院で可能な限り治療を進めておくことで、転院後の負担を軽減できます。
また、転院先の医院によっては、転院者向けの割引制度を設けている場合もあるため、事前に相談してみましょう。

 

転院せずに今の歯科医院に通い続ける選択肢も!

3ヶ月に1回の通院に調整できる可能性あり

矯正治療の進行度によっては、通院間隔を3ヶ月に1回程度に延ばせることがあります。
これにより、遠方に引っ越した場合でも交通費や時間の負担を減らしながら治療を続けることができます。
特に、保定期間に入っている場合は通院頻度が低くなるため、転院せずに済むケースが多いです。

交通費を考えても転院しない方が安い場合もある

転院にかかる費用と、新しい医院での治療費を比較すると、元の医院に通い続けた方がコストを抑えられることがあります。
例えば、飛行機や新幹線を利用しても、転院先で新たに装置を作り直すより安く済む場合もあるため、費用を総合的に判断しましょう。

マウスピース矯正なら通院不要のケースも

インビザラインなどのマウスピース矯正を利用している場合、通院頻度を減らしてオンライン診療を活用することが可能です。
マウスピースの交換スケジュールを調整し、長期的な治療計画を立てることで、引っ越し後も通院せずに治療を続けられることがあります。

 

矯正中の引っ越しでよくある質問(FAQ)

転院先で治療がやり直しになることはある?

転院先の医院の治療方針が大きく異なる場合、治療計画を変更する必要があり、場合によっては治療の一部をやり直すことがあります。
これにより、治療期間が長引くこともあるため、転院前にしっかりと確認しましょう。

矯正装置が違うとどうなる?ワイヤー矯正→マウスピース矯正は可能?

ワイヤー矯正からマウスピース矯正への変更は可能ですが、症例によっては適応できない場合があります。
また、装置の変更に伴い、追加費用が発生することがあるため、転院先の歯科医とよく相談することが重要です。

海外に引っ越す場合はどうすればいい?

海外へ引っ越す場合、現地の歯科医院で治療を継続する方法があります。
インビザラインのようなグローバルに展開しているマウスピース矯正であれば、海外の提携医院で治療を継続できる可能性が高いです。
海外転居が決まっている場合は、事前に転院先を探し、治療の引き継ぎが可能か確認しておきましょう。

 

まとめ

矯正治療中の引っ越しでも、事前準備をしっかりすればスムーズに治療を継続できます。
まずは主治医に相談し、紹介状や治療記録をもらいましょう。
転院には費用がかかる場合があるため、返金の仕組みを理解し、転院が必要か慎重に判断することが大切です。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

林 悠太 | Yuta Hayashi

日本大学歯学部卒業後、現在に至る。

【略歴】
日本大学歯学部 卒業

さいたま市浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科
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