矯正治療はなぜこんなに高い?費用の理由と内訳を解説

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浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科「浦和サンデー歯科・矯正歯科」です。
「矯正ってなんでこんなに高いの?」と疑問に感じたことはありませんか。
虫歯治療などの一般的な歯科治療に比べて費用が高額なため、不安やハードルを感じる方も多いでしょう。
実は、矯正治療には専門的な技術や時間、精密な装置が必要であり、それに見合った理由があります。
今回は、矯正治療が高額になる背景や費用の内訳について、詳しく解説します。
この記事を読むことで、矯正費用に対する理解が深まり、安心して治療に向き合うための判断材料が得られます。
「矯正は高いけれど納得できる」と感じられるようになることがこの記事のゴールです。

 

保険が適用されない自由診療だから高額になる

矯正治療は原則として保険が使えない自由診療のため、すべて自己負担になります。
保険が適用されるのは一部の顎変形症や先天的疾患など、ごく限られた症例のみです。
自由診療では歯科医院ごとに費用設定が異なり、地域や設備、方針によって価格差もあります。
また、見た目を整える目的での矯正は保険適用外となるため、特に費用がかかりやすいのです。
この保険制度の枠組みが、矯正費用を高額にしている大きな理由のひとつです。

 

治療期間が長く、通院回数も多い

矯正治療は平均で1年から3年程度の長期治療が必要です。
さらに、その後の保定期間も含めると、数年間にわたって管理が必要になります。
毎月の通院で装置の調整や歯の動きのチェックを行うため、通院頻度が高くなります。
医師の診察や調整にかかる人件費も積み重なり、最終的な費用に反映されます。
長期間にわたる手厚い管理とサポートが、治療の質を保つために欠かせません。

 

使用する装置や素材にも高いコストがかかる

矯正装置は一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで作られるため、製作費用が高くなります。
使用される素材も、金属アレルギーに対応したチタンや見えにくいセラミックなど、身体に優しく審美性に優れたものが多いです。
さらに、マウスピース矯正では3Dスキャナーや専用ソフトを使って精密に設計されるため、設備投資の費用も反映されています。

主な装置の費用内訳は次の通りです。

  • ・ワイヤー矯正(表側)70〜100万円
  • ・舌側矯正(裏側)100〜150万円
  • ・マウスピース矯正(インビザライン)30〜80万円

装置そのものにかかる費用が矯正全体の中でも大きな割合を占めているのが特徴です。

 

治療費には複数の項目が含まれている

矯正費用は単に装置代だけではありません。
以下のように、複数の項目で構成されています。

  • ・初診相談料、カウンセリング料
  • ・精密検査料、診断料
  • ・装置代(ブラケットやマウスピース)
  • ・毎月の調整料や管理費
  • ・治療後の保定装置費(リテーナー)
  • ・必要に応じて抜歯、虫歯治療などの追加費用

これらの費用が積み重なることで、トータルの治療費が高くなります。
通院のたびに費用が発生するケースや、すべてパッケージ化された定額制のクリニックなどもあり、事前に確認しておくことが重要です。

 

矯正治療は専門的な技術が求められる

歯列矯正は一般の歯科治療とは異なり、知識と経験が必要な医療です。
矯正専門医は大学病院などで長年の研修を積んでおり、歯の動きや骨格の変化を的確に判断する力が求められます。
安全かつ理想的な結果を出すためには、こうした専門家による診断と治療が欠かせません。
技術力と医師の人件費が、矯正治療の費用に大きく影響しているのです。

 

まとめ

矯正治療の費用が高いのは、保険適用外であることに加え、装置の精密性や治療期間の長さ、医師の専門性と技術料が大きく関係しています。
装置代や診察費だけでなく、検査、調整、保定などさまざまな工程が費用に含まれているため、高額になるのは当然ともいえます。
とはいえ、矯正によって得られる機能的・審美的なメリットは非常に大きく、費用に見合う価値がある治療です。
納得のいく治療を受けるためにも、事前に内容と費用をよく確認しておきましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

林 悠太 | Yuta Hayashi

日本大学歯学部卒業後、現在に至る。

【略歴】
日本大学歯学部 卒業

さいたま市浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科
浦和サンデー歯科・矯正歯科
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