矯正中に食べ物が挟まる原因とは?快適に食事するコツと注意点も解説
目次
- なぜ矯正中は食べ物が挟まりやすいのか
- 挟まりやすい食べ物と避けたい食品の特徴
- 矯正中でも安心して食べられる食材と調理の工夫
- 食べ方の工夫で挟まりにくくするコツ
- 食後のケアで清潔な口内をキープする方法
- まとめ
浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科「浦和サンデー歯科・矯正歯科」です。
「矯正装置に毎回食べ物が挟まってつらい…」そんな経験、ありませんか。
矯正中は装置の構造上、どうしても食べ物が詰まりやすく、見た目や不快感に悩む方が多いのが現実です。
歯列矯正に精通した歯科医の見解としても、これは多くの患者が抱える非常に一般的な悩みです。
今回は、挟まりやすい原因や注意すべき食べ物、食事の工夫、効果的なセルフケアまで詳しく解説します。
読んだ後には、「何を避け、どう対応すべきか」が明確になり、矯正期間をより快適に過ごすことができます。
結論として、正しい知識と習慣を取り入れることで、食事のストレスを最小限に抑えることは十分可能です。
なぜ矯正中は食べ物が挟まりやすいのか
矯正装置はブラケットやワイヤーなどの細かい部品が歯の表面に装着される構造のため、食べ物が引っかかりやすい特徴があります。
さらに、歯の移動によって歯と歯の間にわずかな隙間ができることで、そこにも詰まりやすくなります。
特に麺類や繊維質の野菜は絡まりやすく、見た目や口臭の原因になることもあるため注意が必要です。
インビザラインなどのマウスピース矯正ではリスクは減りますが、歯が動く過程で一時的に挟まりやすくなることは避けられません。
治療中の特性を理解しておくことが、ストレスを減らす第一歩になります。
挟まりやすい食べ物と避けたい食品の特徴
矯正中は、食材の種類によって挟まりやすさが大きく変わります。
硬い・粘着性がある・繊維が多いといった特徴の食材は要注意です。
- ・せんべい、ナッツ、りんごなどの「硬い食べ物」
- ・お餅、ガム、キャラメルなどの「粘り気がある食べ物」
- ・ほうれん草、ネギ、アスパラなどの「繊維質が多い食べ物」
- ・ラーメンやパスタ、ブロッコリーなどの「絡まりやすい形状の食材」
これらは、矯正装置のすき間に詰まりやすく、清掃が難しくなるだけでなく、矯正器具の破損リスクも高まります。
見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病を引き起こすリスクもあるため、できるだけ控えることが推奨されます。
矯正中でも安心して食べられる食材と調理の工夫
快適な食事のためには、歯や装置に負担をかけない食材選びがポイントになります。
柔らかく、繊維の少ない食材は挟まりにくく、矯正中の食事に適しています。
たとえば、お粥やリゾット、煮込みうどん、豆腐、ヨーグルト、バナナ、プリンなどが挙げられます。
肉類を食べたいときは、ハンバーグのようなやわらかい料理や、細かく切って煮込んだものが良いでしょう。
さらに、以下のような調理の工夫が効果的です。
- ・葉物野菜は細かく刻んで煮込む
- ・食材は一口サイズにカットする
- ・煮物やスープなど、水分を多く含む調理法を活用する
食べ方の工夫で挟まりにくくするコツ
食材だけでなく、食べ方を意識することも非常に重要です。
前歯で噛みちぎる動作は装置に食べ物を押し込む原因となるため、奥歯でやさしく咀嚼するようにしましょう。
食べ物を少量ずつ口に運び、ゆっくりよく噛むこともポイントです。
水分をこまめにとりながら食事をすることで、食材が装置に残りにくくなります。
- ・食べ物は前歯で噛まず、奥歯で噛む
- ・ひと口の量を減らし、丁寧に咀嚼する
- ・水やお茶でこまめに口の中を流す
- ・食べにくい食材は避けるか、調理法を変える
食後のケアで清潔な口内をキープする方法
矯正中の口腔内は、食べ物の残りやすい構造になっているため、食後のケアは欠かせません。
まずは、強めにうがいをして食べカスを流すことが基本です。
その後、歯ブラシを使って丁寧にブラッシングし、歯間ブラシやフロスで歯の間も清掃します。
矯正専用の小さなヘッドの歯ブラシを活用すると、装置の周りにも届きやすくなります。
外出先でのケアが難しいときは、最低でもうがいと歯間ブラシを使って応急的なケアを行いましょう。
夜の歯磨きは特に丁寧に行い、フッ素入りの歯磨き剤の使用もおすすめです。
歯と装置の間の汚れをそのままにしておくと、虫歯や歯周病のリスクが高まり、治療期間が延びる要因にもなりかねません。
まとめ
矯正中に食べ物が挟まるのは装置の構造や歯の移動による一時的な隙間が原因で、誰にでも起こりうることです。
しかし、食材の選び方や食べ方、セルフケアの工夫次第で快適な食生活を送ることができます。
挟まりやすい食べ物を避け、適切な方法でケアすることが大切です。
治療の成果を最大限に引き出すためにも、日常の習慣から意識を高めましょう。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
日本大学歯学部卒業後、現在に至る。
【略歴】
・日本大学歯学部 卒業
さいたま市浦和区浦和駅から徒歩5分の歯医者・矯正歯科
『浦和サンデー歯科・矯正歯科』
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町1丁目10-1 PORAMビル 1F
TEL:048-826-6161